この記事は、初めてバス釣り(バスフィッシング)を始める方や、バス釣り初心者向けの記事です。
・バス釣りにはどんなタックル(道具)が必要か。
・簡単なタックル選びのポイント。
・初心者におすすめなタックルの紹介。
バス釣りを初めて始める初心者が必要なタックル(道具)
最低限バス釣り(バスフィッシング)に必要なタックル(道具)は、
竿(ロッド)+リール+糸(ライン)+疑似餌(ルアー)+小物
です。
ロッド、リール、ライン、ルアー、小物といっても様々な種類がある為、一つずつ説明していきます。
ロッド
ロッドにはスピニングタックルとベイトタックル用の2種類があります。
スピニングロッドはスピニングリールを取り付ける為のロッドで、軽量ルアー~中量ルアーを扱う為のロッドです。
ベイトロッドはベイトリールを取り付ける為のロッドで、中量ルアー~重量ルアーを扱う為のロッドです。
スピニングロッドとベイトロッドの見分け方は、
・リールシート裏側のトリガーの有無
・ガイドの大きさ
・品番
です。
リールシートのトリガー(でっぱり)がある方がベイトロッド、ない方がスピニングロッドです。
ガイドの大きさは小さい方がベイトロッド、大きい方がスピニングロッドです。
品番はメーカーやブランドによって違いますが、
シマノだと品番の最初が1だとベイトロッド、2だとスピニングロッド
ダイワだと品番の後方がBだとベイトロッド、Sだとスピニングロッド
が多いです。
ただし、C(ベイトロッド)、S(スピニングロッド)のように他の表記の場合もあるので、品番は覚えないといけないので実用的ではないです。
一般的には、トリガーの有無、ガイドの大きさで見分けるようにしましょう。
リール
リールにもベイトリールとスピニングリールの2種類があります。
初心者に重要な特徴は、
ベイトリール
・重いルアーを扱い易い
・太いラインを扱い易い
・巻き取る力が強い
・ライントラブルが多い
スピニングリール
・軽いルアーを扱い易い
・ハンドルを左右に付け替えられる
・ライントラブルが少ない
です。
最近のベイトリールは殆どライントラブル(バックラッシュ)の発生しない物もありますが、基本的にはサミング(スプールの回転調整)が上手くできていないと糸が絡まります。
教えてくれる人がいない場合や、慣れないうちはバックラッシュを直す作業で釣りになりません。
また、リールには左巻きと右巻きがありますが、一般的に特にスピングリールに関しては左巻きが良いとされています。
慣れないうちはリトリーブの(リールを巻く)際、左利き以外の人は非常に巻き辛いです。
練習という意味では最初から左巻きの方が良いですが、ストレスを感じるようなら右巻きにしてみても良いと思います。
楽しむという観点ではサイズ問わず魚が釣れた方が楽しいと思います。
サイズの小さいバスだと、やはりサイズの小さいルアーの方が釣りやすい為、初心者の方には軽量ルアーを扱い易いスピニングリールをおすすめします。
スピニングの場合2000番、2500番、3000番がバスフィッシングでは多く使われますが、2500番台のリールを選ぶと良いと思います。
ライン
ラインは主にナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインの3種類です。
それぞれのラインの特徴は、3種類を3段階で比較すると、
となっています。
直線強度、結束強度、感度、操作性、トラブルレス、低価格、耐摩耗性に関しては上記の表を見て頂けると、各ラインの優位性の関係がなんとなくわかると思います。
その他の特徴としては、フロロカーボンラインは比重が大きく水に沈みやすい、ナイロンラインは比重が小さく水に沈みにくい、PEラインは比重が小さく水に浮きます。
また、ナイロンラインは吸水性による劣化と紫外線劣化、フロロカーボンは巻き癖がつきやすいので、ラインの交換頻度は高い方が良いです。
PEラインに関してはラインの交換頻度は低くくても大丈夫ですが、特殊な結束が必要なので初心者向きではないです。
バス釣りの場合、耐摩耗性が高く当たりの取り易いフロロカーボンラインを使う事が多いですが、まだ釣りに慣れていない方の場合は、トラブルが少なく安価なナイロンラインがおすすめです。
2500番台のスピニングリール用に使うラインは、バス釣りの場合4~6lb程度の物がおすすめです。
ルアー
ルアーは様々な種類の物があり、見ているだけでも楽しいですが、種類やカラーがありすぎて正直迷うと思います。
ルアーの種類は大きく分けると、
トップウォーター、バイブレーション、ミノープラグ、ワイヤーベイト、メタルジグ、ワーム等があります。
選ぶポイントはトップウォーター(水面)、ミドルレンジ(中層)、ボトム(底)でどこを狙うかで使うルアーが変わります。
カラー選びは個人的には答えがないと思っていますが、良く言われるのは、
澄んだ水(クリアウォーター)はナチュラルカラーやクリアカラー等の自然な色、濁っている水(マッディウォーター)は黒やチャートカラー等の不自然な目立つ色、晴れたときはシルバー、曇っているときはゴールドという事はよく言われます。
ただ、目立った方がいいのか、目立たない方がいいのかは、バスのコンディションにもよりますのであまりこだわらずに、クリアカラー、マットカラー、フラッシングするカラーの3種類程度用意してあれば、個人的には問題ないかと思います。
最初に用意するルアーは、障害物回避能力が高く、全てのレンジをカバーできるスピナーベイトやワームがおすすめです。
ワームを使用する場合はシンカー(おもり)やフック(はり)が必要です。
小物
バス釣りに使う小物としては、
・ワームに使うシンカーやフック
・ラインを切るハサミ
・フックを外すペンチ
・魚のサイズを測るメジャーや重さを測るはかり
・ルアーを入れるケースや鞄
・釣り用の手袋や長靴
等があります。
このうち、初めての釣行でも準備しておいた方が良い物は、シンカー、フック、ハサミ、ペンチ、メジャー、鞄(ケース)です。
メジャーは必要ないかのように思いますが、万が一ビギナーズラックで記録級のバスを釣ってしまうかもしれません、念の為用意しておきましょう!
※シンカー、フックはワームを使用しない場合はなくても良いです。
まとめ
バスフィッシングを始めたい方が準備したいタックルは、
スピニングタックル(スピニングロッド、スピニングリール)
ナイロンライン(4~6lb)
ルアー(ワーム、スピナーベイト)
小物(シンカー、フック、ハサミ、ペンチ、メジャー、鞄)
です。
最初の一匹が釣れる手助けになれば光栄です!
釣れなくても諦めずに挑戦してみて下さい!